落伍の涎は鴆毒

貴方は全てを知っていたのだろう
当に時間は過ぎてしまったことを
安閑(あんかん)は見事、朽ちてしまいました
果ての淫雨に抱かれた罪を知るの

「 モンダイハナイデショウ 」

きっと宿世を恨んでしまうだろう
故意に憑かれた「平生の不養生」
まあまあ、尽瘁(じんすい)なんて報われまい
それもこれも垂涎(すいぜん)の愚かさ・・・

感情が腐ったんだもう何もでない
絞り滓もろくに役目も果たせない
唯万策が尽きたんだ今止めないと
己の「猛毒」に、犯されてしまう

終い忘れた演目幾度目かの千秋楽
無観客公演にて、雨漏れだけ喝采
一二三四と並んだ烏合と魍魎共さ
「 ゴアイテ、シンゼヨウゾ 」

そこまで、一辺倒に着膨れて
呆れ惚け響くよ、ざあざあ
唐変木(とうへんぼく)にはなるまいと
かえりかえり省みる日々なら

山無し落ち無し意味もなしと
徒爾(とじ)なる畢生(ひっせい) 怪訝がごとし
愛もさらに生も 繋ぐ所以も
敷衍(ふえん)もない淡々と過ぎるだけ

天気は如何ですか
相変わらず雨です
今世は如何ですか
手応えない生です
萱草を煎じて致した処で、未だに
厭、厭、厭、厭、厭、厭、厭、厭

感情が腐ったんだもう何でもない
鏡に映る己が身ですら嘆かわしい
唯永遠なんて関係性何処にもない
いつしかは、雲散霧消と為るだけ

干渉が過ぎたんだもう誰もいない
不意に凭れる温もりすら叶わない
嗚呼完敗だもういいさ匙をなげた
ありもしない悲喜劇を紡いでいた
虚言は本当になってしまったんだ

堪ヘ難キヲ堪ヘ、忍ビ難キヲ忍ブ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【歌詞】落伍の涎は鴆毒/初音ミクとv flower

閲覧数:1,894

投稿日:2020/07/06 21:40:34

文字数:667文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました