『烙縁』

あの日見つめた
時の模様
繰り返すことだけが
運命だと

戻らない日々を
抱き寄せて
還らない華に
涙こぼす


いつの間にか
覚醒した
誰かの声が
自分の一番
大切な場所
奪っていく


かけがえのない
刹那の瞬間
感じた鼓動
喪う悼みが
明日を消す


赦されない罪と
悲しみの狭間で

遠く、遠く

走って駆け抜けた
交わる視線
けれど二度とはもう
絡むことはない
明日の全てを物語る
破壊の衝動
消えない傷が
前に進ませる


憎しみに焼かれ
砕ける運命


あの日見つめたのは
もう二度と
戻ることない
安らぎの日々
絶ちきられた
獣の鎖は
解き放たれた
魂放つ

もう二度と
あの日の後悔
感じたくないから
砕けた心で立ち向かう
けれど二度とはもう

戻れない

還れない

思い出せない…


あの日の夢は
今は幻
危険な現実
襲いかかる
今は戦い
交わる焔
融け合う魂

見えないものが
見えない力
与えて放つ
刻の刹那

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

『烙縁』

忘れてはいけない思い出は誰にでもあるのだけど。
生きていたらいつかは忘れてしまいそうで。

忘れてしまう自分と、忘れないようにしている自分。

かつての過ちを糧にして、在る今の自分。

そんな葛藤を感じていただけたらと思います。

閲覧数:49

投稿日:2015/03/05 21:29:06

文字数:424文字

カテゴリ:歌詞

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