灰色の正午 街角の店先
並ぶ花が時間(とき)を止める
心奪うのは 赤じゃない黄じゃない
白く凛と佇む花

雲が霧雨に移ろう間際
ふわりと漂ったあどけなさに

呼んで その手へ 早咲きのフリージア
聴いて 君への恋が ほら深呼吸
しんと冷たい頬温めるから
ずっと そうずっと離れていかないで


走馬灯の日々に想い重ねるたび
訊きたいこと また募るのに
街に吹く風が 今日も手撫でるから
何も言えずポケットの中

愛し合う温度は 君がくれた光
なのに今もなぜ空は暗い?

抱いて ねえぎゅっと 早咲きのフリージア
聴いて 鼓動が コトリ止まりそうなの
甘い薫りの強さと儚さに
ずっと そうずっと酔わせて いつまでも


あの日の霧雨は いつしか
大きくて大きな雪に変わり
君の未来の上 音もなく降り積もる


咲いて お願い 早枯れのフリージア
なぜ 君だけなおざりの肺呼吸
ずっと ああずっと抱きしめ守るから
そっと独りで笑って消えないで


泣いて ただ泣いて 残り香のフリージア
なぜ いつまで置き去りのこの呼吸
甘い薫りは 赤じゃない黄じゃない
それはまぎれもなく白いあどけなさ

--------キ---------リ-----(かな)-----ト---------リ--------

※曲のリズムに合わせて、言葉を区切っておりますので
大変、読みにくい記載となってしまっております。
ご容赦いただければ幸いです。

※字余りの部分は( )で、字足らずの部分は[ ]で
括らせていただいております。

【0:21~】
はいいろのしょうご
まちかどのみせさき
ならぶはなが ときをとめる
こころうばうのは
あかじゃないきいじゃない
しろくりんと たたずむはな

【0:42~】
くもがきりさめに うつろうまぎわ
ふわりと ただよったあどけなさに

【1:02~】
よ(ん)で そのてへ は(や)ざきのふりーじあ
き(い)て きみへの こいがほらしんこきゅう
し(ん)と つめたい ほおあたためるから
ず(っ)と そうず(っ)と はなれていかないで


【1:39~】
(そ)うまとうのひびに
おもいかさねるたび
ききたいこと ま(た)つのるのに
まちにふくかぜが
きょうもてなでるから
なにもいえず ぽけ(っ)とのなか

【2:01~】
あいしあ(う) おんどは
(き)みがくれ(た)ひかり
[なのに]いまもなぜ そらはくらい

【2:20~】
だ(い)て ねえぎゅ(っ)と は(や)ざきのふりーじあ
き(い)て こどうが ことりとまりそうなの
あま(い) かおりの つよさとはかなさに
ず(っ)と そうず(っ)と よわせていつまでも


【2:46~】
あのひの きりさめは いつしか
おおきくておおきな ゆきにかわり
きみのみらいのうえ
おともな(く)ふりつもる


【3:31~】
さ(い)て おねがい は(や)がれのふりーじあ
なぜ きみだけ なおざりのはいこきゅう
ず(っ)と ああず(っ)と だきしめまもるから
そ(っ)と ひとりで わらってきえないで

【4:02~】
な(い)て ただな(い)て の(こ)りがのふりーじあ
なぜ いつまで おきざりのこのこきゅう
あま(い) かおりは あかじゃな(い)きいじゃない
そ(れ)は まぎれも なくしろいあどけな(さ)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

Freesia【応募用】

http://piapro.jp/t/uW5f
上記の、なぁ様の曲を拝聴した際に浮かんだ
「突き放すようで、澄んだ灰色の空」というイメージを基に制作させて頂きました。

このような機会をくださり
また、胸躍る素敵な曲を生み出してくださいました
なぁ様に、心からの感謝を込めて。

閲覧数:232

投稿日:2011/01/16 21:12:57

文字数:1,393文字

カテゴリ:歌詞

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