嗚呼 夕暮れに染まる町
あなたを見つけられず

ふわり風が舞う夜に
儚い約束信じ
傷だらけの足厭わず
この姿魅せるの

優しさに満ちた笑顔を
追い続けた最後に
何があろうとも知らずに
振り返らせて魅せる

巡る季節は
雨を降らせて
心を裸にして
常夜に迷い込む

嗚呼 夕暮れに染まる町
憂う瞳
微笑む姿さえも
寂し気

言葉は届かないままでまだ
信じている
囁くような声の
約束


小道の角から覗いた
あなたの姿が恋しい
思いは届かぬままに
ただ見つめていたわ

黄昏の中に落ちる
影に顔をしかめた
何も伝わらないのに
視線は逸らせられず

交わしたものは
闇に葬り
変わらないあなたと
揺れる心抑え

嗚呼 夕暮れに染まる町
砕かれた
傷だらけになった
恋譚

隠した甘い密の揺り籠
離れていく
宵闇に輝く
幻想


嗚呼 儚い華は
言葉にならず
嗚呼 一時の夢は
時雨のように

恋物語
闇に埋もれて
消えてく


最後の恋物語
情け無き終止符が

嗚呼 打たれるその時に
消える

嗚呼 廻り続ける恋は
報われぬ物語
傷付けた
恋譚

嗚呼 あの日の夢の中で
華のように
果たされることのない
輝く


嗚呼色褪せた恋
嗚呼儚い華よ

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夏夢譚

2014年作曲分の歌詞。
曲⇒https://piapro.jp/t/arrV

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投稿日:2018/10/16 09:44:42

文字数:521文字

カテゴリ:歌詞

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