氷が溶けて ゆらぐグラス
淡い色が夜に溶け出す
触れそうで触れない距離を
甘い香りが埋めていく
他の誰かを想う瞳(め)を
見つめてしまう この罪ごと
飲み干せたなら 少しだけ
楽になれる気がしたのに
琥珀に白を落として
やわらかく混ざるその瞬間
まるで君の笑顔みたいで
苦味さえ愛しくなる
夜が明ける前に全部 飲み干したい
くちびるに残る甘ささえ
ためらいもなく奪えたなら
未来なんてなくてもいい
それくらいに思ってしまう
揺れる灯りが 嘘を隠し
優しさだけを照らし出す
忘れられるのは きっと
この一杯が終わるまで
琥珀に白を落として
やさしく溶かす君の言葉
手が触れた一秒だけは
本当になれた気がした
夜が終わる前に全部 飲み干したい
グラスの底に沈んだ
最後の甘ささえ
君の温度に溶けて消えた
もう 二度と戻らない夜
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