【S´1】
霞みゆく 視界のなかに
なにかを 見つけられず
雲の隙 微かにみえた
こぼれる 月しずく
【A1】
ぬかるむ足元 足駄で進むみちを
まだ歩けるかと 誰かの声がした
【S1】
打ち付ける 一粒さえも
掴めず 俯きかけた
傘の隙 微かにぬれた
誰かの 横顔
ひたひた滴る水(み)
少し深く色(しき)びた衣(い)
【A2】
雨宿りしては 曇天おおう町に
飛び交う波紋の 渦を見つめていた
【S´2】
水面下 映した頬を
伝って 溢れたしずく
傘を閉じ 空を見上げて
瞼(うつわ)に とじ込めて
【C】
雨夜に浮かぶ 眩惑する月に
重ね想へど また消える
【S2】
霞みゆく 視界のなかに
あなたを 見つけられず
雲の隙 微かにみえた
こぼれた 月しずく
再び歩き出す
未来(あす)へのこの途(みち)を
雨夜ノ月
makoto様 楽曲の作詞応募
昔も今もきっと雨の日には思いにふけることがあると思います!
今は苦しくて何も見えなくても歩き続けましょう!
応募先【http://piapro.jp/t/BwcP】
前詞 → タイトル:ネリネの花
【http://piapro.jp/t/amhe】
次詞 → タイトル:
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