忘れてしまうのが怖いなら
消えない物で埋めればいい
会えなくなった悲しみはきっと
思い出せなくなるのを知ったから
涙が出せなくなるまで何リットル
記憶にはもうないないないけれど
泣いていなければいけないのかなって
証明書みたいにこぼれてくんだ
私の記憶取り戻す申込書には
見たくもない質問がびっしりある
躊躇っていれば訝られてしまう
今すぐ丸めて踏みつけてしまいたい
色褪せていくのが怖いなら
融けない雪で埋めればいい
見えなくなった苦しみはきっと
名前浮かばなくなるの知ったから
言葉が出せなくなるまで何ページ目
記憶にはもうないないないけれど
悔いていなければいけないのかなって
修了書みたいになびいてくんだ
私の心取り戻す申請書には
見せてもない質問がばっちりある
間違っていたら怪しまれていく
今すぐ燃やして灰にしてしまいたい
誰かだった何かの横で上げる声は
ほんの少し「覚えていられない私」への声で
壊死の始まった脳細胞のどこかには
何も知らない感覚を宿してく
歌えば思い出せるかな?
笑えば思い浮かぶかな?
眠れば夢で見れるかな?
それでもやはり忘れてく
朽ち果てていくのが怖いなら
逃げない夢で染めればいい
晴れなくなった青空はきっと
星が眠れなくなるの知ったから
命が越えなくなるまで何行目
記憶にはもうないないないけれど
待っていなければいけないのかなって
納品書みたいに破いてくんだ
私の匂い掻き消した製造所には
言ってもない約束がごっそりある
偽っていたら担ぎ込まれていく
今すぐ脱がして飛び込んでしまいたい
私の記憶取り戻す申込書には
見たくもない質問がびっしりある
躊躇っていれば訝られてしまう
今すぐ丸めて踏みつけてしまいたい
完成式典で切られていくテープは
きっと私の脳細胞に繋がってる
さあさあはやくさあさあはやく
ちょっきんちょきちょき切っちゃおう
泣いて喜んで何もかも忘れてしまえ
泣いて悲しんで何もかも思いのままに
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