そこだけ真っ白になってたの
大切なようでどうでもいいこと
本当なようでそんなでもないこと
誰の足跡にも書いてないのに

教科書の隙間にもなかった
帰り道の途中にもなかった
雨上がりの路地裏にもなかった
それでも気にしてなかった

考える暇なく明後日が一昨日になる
産んでは落ちてくタイムラインの子ども
産声を放つ間もなかった聞く耳持たず
小さな指がぎゅっと握りしめていたのは

私の名前はどこにある?
私の名前はどこにいく?
誰かに聞くこともできなくなったのに
誰も教えてくれなくなったんだ


そこだけ真っ黒になってたの
肝心なようでどうでもいいこと
真実なようで気にもとめてないこと
誰の足音にも混ぜてないのに

ゴミ箱の裏側にもなかった
工事中の看板にもなかった
夕暮れのあぜ道にもなかった
それでも気にしてなかった

探してる暇なく再来年が一昨年になる
降っては落ちてくライフラインの飛沫
泣き声を上げる間もなかった聞く耳知らず
小さな雫きゅっと削り落としてたのは

私の名前はここにある?
私の名前は今もある?
誰かに問うことも適わなかったのに
誰も聞いてはくれなかったんだ


何度も何度も何度だって新しい名前
名札みたいに簡単に付け替えて差し替える
その度に全身新品みたいになったって
一つ残らず細胞は劣化してく潰えてく

完璧になったら会って言いたいなんて
会わなくなるための口実になっちゃった
巻き戻しも早送りもテープはもう残ってない
過去が私をぐるぐる巻きにしているんだから


そこだけ真っ青になっていたの
本心なようでどうでもいいこと
安息なようで意味もなしてないこと
誰のため息にも溶けてないのに

公園の片隅にもなかった
踏切の向こうにもなかった
玄関の右端にもなかった
それでも気にしてなかった

あくびする暇なく前世が来世になる
舞っては落ちてくレールラインの継ぎ目
呼ぶ声を掛ける間もなかった引く腕倒す
大きな鼓動ずっと巡り残してたのは

私の名前はどれが合う?
私の名前はいつになる?
誰かに乞うことも許されないのに
誰も知ろうとはしなかったんだ


暑い夏と薄い糸は
実態を失うように
風を遊ばせてる
そろそろ思い出せたら


私の名前を
大きな声で
叫んでいて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

ワガナオシエテ

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投稿日:2025/03/02 00:15:00

文字数:950文字

カテゴリ:歌詞

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