Si9Nal

乾いた風吹き抜けた
帰り道の交差点
流れてゆく人波に
まだ少しだけ慣れない
点滅シグナルに溜息ついたら
向こう側のすき間で
笑う君の影を見つけたんだ

いつか夢見たけど今は何もない
僕らの未来を引き離すように
赤く線を引くテールランプが
君をかき消してゆく

流線形になって消えてった僕の幻想は
儚くも揺れる街を飾りつけた
そのカケラ一つ愛しくすくい上げたら
前よりもずっとずっと
止まれのシグナル長く感じた

忘れていたはずなのに
浮かんでくる理想線
向かい合わせで進めば
すれ違う事さえ知らなかった

だけど僕達は何も言わずに
互いのペースで進み始めた
青く線を引く君の涙の
意味も分からないまま

偶然に出会って過ぎてった僕らの喧騒は
キラメキや夢の中を探してきた
その中で1人じゃないと気が付けてたら
前よりはもっともっと
寂しくないかな
君が居なくても

満ち足りたって結局褪せてった君の影像を
いつまでだって忘れられず探している
だけどまた独りよがりで失うかな
進んでく度に

流線型になって消えてった僕の空想は
いつだって触れる事が出来ないまま
その意味に1人すがって気が付いたら
どうしてもずっとずっと
進めのシグナル動けないな

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

Si9nal

初めてマジミラコンテストに応募した曲です。
どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

閲覧数:159

投稿日:2023/01/28 12:39:46

文字数:530文字

カテゴリ:歌詞

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