振り返れば忘れていた
足跡が続くように
人の記憶なんてものは
曖昧なのでしょう
科学よりも知るべきことが
たくさんあると思い
ノートを手に行く当てなく歩き出した
曇り一つないレンズ越し
透き通る瞳を見つけて
誰もが指す針路で回る
青さを忘れぬように
ページをペンで塗りつぶして
これが最後の空と記す
数時間の夢のために
多くの犠牲を払い
行く末など見届けないつもりでいる
今も遠のく理想の線
知らぬ間に破綻した理論
見て見ぬ振りを続けている
赤さを恐れぬように
ページをペンで塗りつぶして
もうすぐ世界の終わりだと
震える手で書いた汚い文字で
読む人のいない未来へ残す
書き溜めた終末への道筋
誰も逃れられない真理
足掻くほどに脆く崩れる
手のひら返したなら
気が済むまで償えばいい
それが無駄なことだとしても
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普頭
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普頭
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じん
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