振り返れば忘れていた
足跡が続くように
人の記憶なんてものは
曖昧なのでしょう

科学よりも知るべきことが
たくさんあると思い
ノートを手に行く当てなく歩き出した

曇り一つないレンズ越し
透き通る瞳を見つけて
誰もが指す針路で回る
青さを忘れぬように
ページをペンで塗りつぶして
これが最後の空と記す

数時間の夢のために
多くの犠牲を払い
行く末など見届けないつもりでいる

今も遠のく理想の線
知らぬ間に破綻した理論
見て見ぬ振りを続けている
赤さを恐れぬように
ページをペンで塗りつぶして
もうすぐ世界の終わりだと

震える手で書いた汚い文字で
読む人のいない未来へ残す

書き溜めた終末への道筋
誰も逃れられない真理
足掻くほどに脆く崩れる
手のひら返したなら
気が済むまで償えばいい
それが無駄なことだとしても

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

終末学

閲覧数:27

投稿日:2022/11/22 18:54:21

文字数:361文字

カテゴリ:歌詞

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