僕がずっと前から思ってる事を話そうか。

姿は見えないのに、言葉だけ見えているんだ。


―――君の噂話。


新しい彼女が、出来たって。


ねぇ、それって本当?

僕の事は、もう綺麗さっぱり忘れたの?




「僕は君の事なんか忘れたけどね。」




【はんたいことばの愛のうた】




なんて、グミヤに吐き捨てた言葉にチクリと胸が痛む。
あぁ、痛むなら言わなきゃいいのに。

そう言っても、僕がグミヤを知らない事があるだけで気が狂いそうなんだ。

もう、そういう関係じゃない癖に。


どんどん思いは膨らんで。


この感情は綺麗なのか、汚いのか。

僕にはまだ分からないから、捨てる事も出来ないよ。



君のあの言葉には、もっと違う意味が隠されているの?

でも僕にはそれが分からないから、


言葉の裏の裏が見えるまで待つよ。


待つくらいなら、いいでしょ?



どんどん僕を置いて未来へと進み続ける君。

僕は君と別れたあの日の時間流から抜け出せなくて、そこに置いてけぼりなのに。


そんな僕と君の隙間を何で埋めようか?


素直に「別れたくない」という言葉も口に出来ない僕は、


――――まだ天性の弱虫で天の邪鬼。


“天ノ弱”だ。




ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

はんたいことばの愛のうた 2

なぜ分けたし←

次はグミヤのターンです。多分。
だって、さっきから回想でしか出てきてなくて可愛s((ry

なんか、意外と難しいです。解釈…。
そして偉大な物書きさん達とネタが被りまくり……
すみませんでしたっ!!orz


グミの声が素敵な本家様↓
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14583646

閲覧数:347

投稿日:2011/10/23 13:49:22

文字数:537文字

カテゴリ:小説

オススメ作品

クリップボードにコピーしました