雅彦とレンが相談していたころ、リンもミクの部屋をノックしていた。
「はい」
ミクからの返事があったので、入るリン。
「リン、どうしたの?」
「あの…、ちょっとミク姉に相談したいことがあって…」
「分かったわ。一体何の話?」
早速切り出すミク。
「あの、私、昨日からずっと、レンのことが頭から離れないの」
「レンのこと?」
「み、ミク姉が悪いんだよ。昨日迎えに来てくれた時、私とレンのこと、デートしてるみたいっていうから…」
顔を真っ赤にしていうリン。その様子を見て、いたたまれなくなったのか、ミクはリンを優しく抱きしめる。
「ミク姉…」
「リン、ごめんなさい。レンのことが好きなのね」
「…うん、そうだと思う…」
「レンのことを意識しだしたのはいつごろなの?」
「ええっと、ずっと前、レンとライブで歌う歌のことで喧嘩したことがあって、そのことはちゃんと解決できたけど、その仲直りに、レンが私を抱きしめたことがあるの。レン曰く、それはカイ兄から聞いたやりかただったみたいだけど、そうされて以降、私の中でレンに対する意識が明らかに変わっていったわ。その頃から、レンを異性として見ることがふえてきたの」
レンを意識した経緯をミクに説明するリン。
「ずっと、そのことで悩んでいたの?」
「うん、今までずっとレンのことを家族として見ていたから、それとは異なる感覚でレンを見ていることに戸惑いを感じて…」
そのリンの言葉に、しばらく考えるミク。
「ねえ、ミク姉、私、どうしたら良い?」
「そうね…、例えば、リンが今からレンの部屋にいって、私のこと好きかってレンに問いただしても、レンの性格を考えると、きっとレンは本心をいわないと思うの。だから、そういうことをいいやすい雰囲気にしておいて、その上で本心を聞き出すのが良いと思うわ。リンならできるわよ」
「そういうことをいいやすい雰囲気、っていうのは…」
「例えばデートとか、そういうのが良いと思うわ。家の中だと、みんなの目が気になるから、やっぱり家の外の方が良いと思うの」
リンに対して、アドバイスするミク。
「…そうね、確かに外の方が良いわね。家族は誰も見ていないし。…ねえ、ミク姉、どうすればいいと思う?」
「それは、私のアドバイスより、レンとの距離が近くて、レンのことが家族の中で一番分かっているリン自身が考えた方が良いこたえが出ると思うわ」
「うん、分かった、ミク姉、ありがとう」
そういって、ミクの部屋を出るリンだった。
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