ただ 日が上る傍らに
映る 手の影は薄れる
過ごした時間の長さが
僕の身に染みて

もう 陽炎は消える頃
靡く マフラーを背にして
伸ばした手の先は既に
空を切るようで

見慣れた部屋とその香り
杜撰に置かれたパジャマも
全てが貴方らしいと
絶え絶えに伝えていく

ずっと 大切にしていた
こんな なんでもない日を
ぽつりぽつりと紡ぎ出す
物語のように

霞み 移ろいゆく季節
もうすぐ雪が降るよ、と
東雲に沈む貴方の
腕を取り語る

ただ針の音だけが鳴る
見たくないはずの貴方を
静かに見つめて応える
これが、現実と。

乾く唇で微笑んだ
僕だけに見せた顔も
もう誰の目にも届かない
月は欠けていく

見慣れた部屋に一つだけ
見たことの無いその手紙
頬に流れた涙さえ
拭ってあげられなくて

ずっと 大切にしていた
こんな なんでもない日は
エンドロールの裏でさえ
流れなくなった

歪む 笑顔に影が降る
明日より先の日記も
夢も見れない身体では
掴めないようで

そして灯火は消えた
部屋に一人残されて
僕はもう自由の身だ
貴方のいない世界で

蒼く 未来のない朝日
夢は 二度と想えずに
エンドロールの後日談
演じ続けていく

ずっと 大切にしていた
こんな なんでもない日が
酷く 苦しくなるなんて
僕は知らなかった

月は欠けたまま。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

泡影と続くエピローグ 歌詞

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投稿日:2025/09/18 15:58:16

文字数:572文字

カテゴリ:歌詞

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