心が麻痺している
何も感じられない
遠く感じている
心の距離感さえ
それが寂しいだとか
とても悲しいだとか
傷つくこともないまま

痛みが処方箋になる
何処か浮いてるみたい
薄く透けた壁に
遮る不寛容な
気持ち紛れて溶けて
見捨ててしまいそうで
取るに足らなくなりそう

時間の毒に侵されて
やがては忘れ去る中で
今にも崩れゆきそうな
躊躇い焦る今はまだ
病むことのない時の中
時間の中に留められ
かつての静止画を眺め
手綱を握る心持ち
それでも引け目に足を踏む
治癒だけがない毒の時間

痛みが恋しくなる
異常とは思えない
永遠に感じている
僅かな違和感なら
飲めば綺麗なままで
いればやり過ごしでも
終わりに向かわないなら

笑顔が死に至らしめる
尖る鋭い無音
刺さる満ちた空気
視線アスファルトは
雨に輝き少し
見惚れて覚えている
それが最期の思い出

時間の毒に侵された
誰しも忘れ去る病
離れて元に戻るのか
それなら痛むのは嘘か
病むことのない時がまだ
時間の中に残された
いつかの感情を馳せて
力を抜いて離すのは
それでも後悔だけじゃない
治癒のいらない個の煩い

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

時sick

閲覧数:109

投稿日:2023/07/02 05:31:45

文字数:487文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました