巡然桜歌  作詞:十九諦


さくらの はらはら
散り咲く 真白

交じる闇色 その身照らして
いつか朽ち去る 時をきざんで

流れる雲に月は微睡み
花は風に種子(ゆめ)託し 祈るよ


巡りて 舞い降つ
儚い しずく

天地(あまつち)繋ぐ 細い銀糸
手繰って紡錘(つむ)ぐ 光を纏う

移ろう季節 久遠(とわ)越え数え
芽吹きて 躍る愛しき花片(かけら)は
歓び誇るために 舞う
この身を包む 静かな おもいに


いつかは枯れて 果て行く未来だけど
この現在(とき)をただ 咲いて飾る

ひら はら ひと ひら はらり
はら ひら はな 散る


跡絶(とだ)えず結ぶ 生命の絆
谺(こだま)す鼓動 大気に溶けたら
綴(つづ)く この長い軌跡(みち)進み
どこまで どこまでも遠く遠くへ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

巡然桜歌

十九諦さんの許可を得て掲載いたしました。

閲覧数:315

投稿日:2011/07/26 03:54:04

文字数:346文字

カテゴリ:歌詞

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