己の色も知らぬと惑う 拭えぬ赤に脅える花よ
皆も染め行く美しき花 さぁおいで、私の腕(かいな)へ


オーレア姫 いやラディア―タ アルビフローラ ホウディシェリー
サンギネア?インカルナータ?名前はリコリス
(色も香も意味の無い 毒の花が咲いた)
(狂い咲いて咲き乱れた 愛しいリコリス)


夏の夜に咲いた水仙(はな)は裸百合(squamigera)目を逸らした白い花(albiflora)
風に遊ばれた黄金(aurea)の髪に 挿し込まれ花は肉色(incarnata)
Lycoris貴女の名前はLycorias 海精(ネレイド)の唇で歌う
黄昏に染まり街は血紅色(sanguinea)  まるで意味のない花よ

毒の香に誘われた 愚かな虫(やつ)とは違う
この私に手折られてみろ 嘘、毒ごと愛そう

噛み付いた首筋に踊れ赤い花 二人別つ黄昏まで
心染めて朽ち逝くお前は毒の花 我が胸咲き誇る放射状(radiata)
風と踊るのは金色(aurea)の歌姫 響く海精(ネレイド)の甘き声
絵の中に閉じ込めて集め見つめても 枯れるはずもない愛しい人よ(Lycoris)



紅く甘く紅き唇 奪い触れて私の腕(かいな)へ
心染め行く美しき花 我が心に咲いたリコリス



赤きradiata金のaureaと 交わればそう純白に(albiflora)
魂の飢餓を癒す甘き毒 夜に飾った白い花(houdyshelii)
Lycoris貴方の名前はLycorias 海精(ネレイド)の唇が歪む
情念のradiata 背徳のLycorisと 交わればそう血紅(sanguinea)に

人魚の喘ぐ歌に二人酔い痴れるこの夜に
さぁ咲き誇れ今すぐここで私のリコリス

一目見た瞬間に始まったこの恋 終わりなき夜の扉(ドア)開く
仮面の裏笑顔もドレスの秘密も 愛したこの目だけ欺せない
私の胸に咲いた血塗れのリコリス 今お前の瞳(め)の奥に咲く
忘れたい?でも決して忘れさせはしない 残さぬ者に刻む黄昏(Lycoris)



拭えぬ赤に染まるリコリス 奪い返そう私の腕(かいな)へ
皆も染め行く美しき花 水面染め逝き手招かれた



オーレア姫 いやラディア―タ アルビフローラ ホウディシェリー
サンギネア インカルナータ 愛しいLycoris
(色も香も意味の無い 毒の花が咲いた)
(狂い咲いて咲き乱れた 愛しいリコリス)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【背徳の姫君】背徳のリコリス

小説の掘り下げかつ、シリーズをまとめて自分用CDにしようと思って新曲。何だかんだで背徳姫にぞっこんな情念公の歌。


「貴方の名前はリコリスだ!」
「違いますけど」

閲覧数:305

投稿日:2013/09/20 06:16:58

文字数:1,009文字

カテゴリ:歌詞

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