もう何度目の 季節だろう 色づいてゆく景色
ここへ来るたび付けた 目印を数えて
大樹の下 座り込んで 見上げてみる空に
ここでした約束を 祈り唱えるの

ふたつある このくぼみ あのころの特別席は
少しだけ おとなになって うまく座れないけど

吹き抜ける 春の風 あの時と 同じ色
待ち続けた あなたはまだ この場所には こないけど
散り際の 花びらが 吹く風に 流されて
あなたのいる どこかへと いつか届きますように


そよ風に眠る私に あなたが手を伸ばすから
微笑みを返して そっと手をとった

未来まで 見えそうな あの日から変わらぬ景色
ほつれては 結んだ糸 たくさんの結び目

あの瞬間(とき)と 同じように 眼の前が ぼやけてく
笑っている あなたはまた すぐ そばから 消えたけど
目を覚ます 私の手に なつかしい 手紙の文字
あなた宛 出せなくて しまいこんでいた想い


夢・幻でも もしここにいなくても 
特別な場所が 変わらずに ここにあるから

吹き抜けた 春の風 あの時と 同じ色
待ち続けた あなたはずっと この場所にいて 待っていた…
舞い落ちた 花びらは 吹く風に 流されて
あなたがいる 未来へと どうか届きますように

二人のいる世界へと いつか届きますように-。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

こいぶみ

海苔巻蜥蜴10曲目のオリジナル曲の歌詞です。

閲覧数:127

投稿日:2014/06/16 00:19:21

文字数:553文字

カテゴリ:歌詞

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