【20××年×月×日午前2時31分】
いつも通り残業終わりに
疲れ切った体を引きづりながら
近所のコンビニへと私は寄った。
このコンビニへは
お弁当を買いに週のほとんど来ている。
なぜなら私は28歳になりながらも
自炊のじの字すらない。
そうすると必然的にコンビニなるのだ。
今日もお弁当と酒とちょっとしたおつまみを買って
レジへと向かう。
「いらっしゃせー。お弁当あっためますかー?」
深夜のやる気のなさそうな店員に聞かれ
「あ、大丈夫です。」
そう答える私。そんな毎日。決して刺激があるとはいえない毎日。
お金を払い終わると
私はコンビニを出て家へと向かって足を進めた。
「あ。」
ふと気付いてさっき買ったコンビニの袋をのぞけば
箸が入っていなかった。
そう言えば聞かれなかったなと思い私は
「あー、なんて最悪なの。厄日よ。残業はさせられるし、箸はないし、足だって疲れたし、
28になってもうるさい禿げた上司にぺこぺこして・・・・・。
本当にもう疲れたわ。誰か変わってくれないかしら。」
この何気ない、一言が私の人生をかえるのだった。
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