叶わぬ恋の物語

そよぐ葦の音が
ふと薫り満ちる
空想の序曲
茜色に
何故、枯葉は満ち
また木は花咲くだろう
誰も知らないままに
風よ希くばその姿を
便りにしてくれよ
そして季節を聴くの...

手を伸ばした
ヒカリの先まで
夢の中描いた
ミライの音が空に響く
君の笑顔が僕を照らす
滲むネオンとアスファルトの上
やりきれなさがどうも
靴の裏貼りついて剥がせないな
強くなりたいけど
ガラス越しの明日　触れられなくて...

それは、月の綺麗な夜。
深い森の奥。
それは、暗闇に包まれている。
その森は、道が入り組んでいる。
道に迷いやすいのだ。
その森に入った者は、どういうことか帰ってくることはない。
その理由は、さだかではない。
その森の奥に、ある村の娘が迷い込んだ。
「どうすれば、いいんだろう」
その娘の手には、色あ...

咲ヶ原スラップスティック
ねぇ　其れだけじゃ物足ん無ゐ？　羅生門前で擽ったゐ
火照りがおざなりにならぬやうに
またと無ゐ未知を描ゐて　喜劇 Don't Stop
[参リ舞ッタッタ]
ノックノック　あちらからどちら様
誰が為に尋ねるのか
ヘラヘラにはイカヅチのサンダ等ァ
お目目隠した憂い　暗がってニヒ...

円尾坂の仕立屋
詞/曲　mothy
円尾坂の片隅にある　仕立屋の若き女主人
気立てのよさと確かな腕で　近所でも評判の娘
そんな彼女の悩みごとは　愛するあの人の浮気症
「私というものがありながら　家に帰ってきやしない」
だけど仕事は頑張らなきゃ　鋏を片手に一生懸命
母の形見の裁縫鋏　研げば研ぐほどよく...

誰かを祝うそんな気になれず　
でもそれじゃダメだと自分に言い聞かせる
寒いだけなら　この季節はきっと好きじゃない
「好きな人の手を繋げるから好きなんだ」
如何してあの時言ったのか分かってなかったけど
「「クリスマスだから」って?　分かってない!　君となら毎日がそうだろ」
そんな少女漫画のような妄想も...