手のひらのトワイライト



振りまく笑顔に包(くる)む 自意識とプライド
枠の隅で埋もれてる 脇役とは違う
下を向く暇なんてないから
踏みつけてる花なんて知ったこっちゃないよ


造りもののスポットライトに
触れたくて
上がることない帳に映る
滑稽な自分

これがぼくの現実(リアル)なのか?



躓いても 立ち止まっても
誰も振り返りはしない
目の前の物語は ぼくを置き去りにして進む

一人でいるときより独りなんだ


造りものの景色に
手を伸ばしても
冷たさと息苦しさに
我にかえり嗤う

これがぼくの現実なのです


華やかな舞台の端で 切り取られた
エキストラたちの未来は
美化され 錆びついて 音も無く 風化して
それでも続いて・・・



転げ落ちて気付いたのは
ちっぽけだけど 色鮮やかな真実たちと
共に足を止めてくれる存在と
ぼく自身のストーリー


華やかな舞台の端で 切り取られた
エキストラたちも 二つの光は照らし続けるから
それぞれの物語のたった一人の
主役のために わたしは見えない拍手を送った

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

手のひらのトワイライト

閲覧数:108

投稿日:2013/03/11 22:04:04

文字数:464文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました