青い髪に青いマフラーのお兄さん・・・

それだけを頼りに私はアナタを探します


アナタと出会ったのは、春の暖かい日差しの中

私が歩いていたのがキッカケだったよね

そしてアナタと私は仲良くなって、いつからかこう呼び合っていた。
「兄さん」「ミク」
その間、私達は本当の兄弟みたいだった。


いつも通り、兄さんと一緒にいたある日。
兄さんは、突然、自分の夢を話してくれた。

「ボクはいつか旅に出て、いろんな人に、ボクの歌を聴いてもらって幸せになってもらいたいんだ!」

そう、興奮して話す兄さんは、とても幸せそうで、嬉しそうだった。
でも、私にとっては、兄さんがすごく遠く感じて、なんだか淋しくなって、思わず目頭があつくなった。

その話をしてくれた日の夜、兄さんは、会いに来てくれた。
それは、聞きたくなかった、紡いで欲しくなかった言の葉。

「ボクは、明日の朝早くに、出発するよ。
 元気でね。」

もう、名前も忘れてしまったけれど、その残酷な言の葉と、楽しかった思い出だけは、今でも覚えているよ。

兄さんの夢は、とても、輝いて見えた。
だから私も、その夢の路を追いかけて、兄さんを探して進むよ。

いつかこの身が朽ち果てても、私はアナタを探し続けます。

また会える、また笑いあえると信じて・・・

その時はまた、アナタの名前を教えてください。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

タイトル未定

学校の帰り道に思いついた、微妙に切ない曲です。
※9/9ちょっと修正

閲覧数:31

投稿日:2010/09/09 21:11:04

文字数:579文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました