漂流船は先へ進む
行き先なんて予想つかない
辺り一面深い海で
明日の無事さえ保障できていなかった
もうどれくらい経って あとどれくらいだろう
自分の未来に見通し立つのは
助けを呼ぶ声も波音に消され
きっと届いていないよな
海流に流され漂う毎日
ちっぽけな身体 広い海
世界を変えるにはあまりに無力
それならと何もしないでいた
漂流船は先へ進む
佇んでいても一応進んでいたんだ
時間は勝手に経つし お腹は勝手に空くし
意識しないでも呼吸は続く
景色は同じようで 実は違う場所だ
知らないふりは止めだ
海流に流され漂う毎日
いい加減止めにしようと思う
世界を変えるのは難しいから
自分を変えるんだ
変えるんだ
海流に流され漂う毎日
なんだかんだ今日も生きられた
繋いできた日々 覚えているかな
目的地は未だ見えないけど
海流に流され漂う毎日
きっとまだ先へ続くんだろう
分かっているなら進めるだろう
自分の手使って船を漕げ
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