【A1】
ゆらゆらり 揺らめいた
心綺楼 霞み消える
緑さざめいて
風吹く砂の大地

伸びゆく影 背に連れて
歩く 足跡残し
見渡した枯れた景色
幻も去ったまま

【B】
朽ち落ちる岩をなぞる
命の香りだけ残る
過ぎ去りし過去の世界
大きく空気が揺れた

【S】
その姿 日に照らされて
さやか輝く 鼓動震わせ
空高く浮かんだ命
ここにあるのと確かに示していた

【A2】
さらさらり 砂が舞う
頬を撫ぜて
瞬く間 その彼方
泡沫の尾を引いて消え行く

【C】
生まれ育む営みも廃れ
時が止まった終わりの果ての果て
されども今、この場所を選び生を奏でる
奇跡なぞりながら

【D】
かつて人 暮らし栄えた
木々が揺れる豊かな土地で
絶えず先、紡がれるだろう
信じていた、疑うことなく

水は枯れ、葉は地に落ちた
乾く風が命を叩く
せせらぎも木漏れ日さえも
人の業が砂に変えた

【A3】
きらきらり 遠く光る
飛沫が宙を舞い散る
人が捨て去った大地
命の大海へ変えて

ゆらゆらり 揺らめいてる
幻、今尚残る
一筋の軌跡残し
まだ見ぬ先を行き行く

【S'】
今砂鯨、海を泳ぐ
この世界の広さを知る
砂鯨、大空なぞる
どこへでも届くだろう
砂鯨、軌跡残す
涙でさえ乾いたから
砂鯨、歌を歌う
響く声、僕ら夢の中


[譜割り(ひらがな歌詞)]

【A1】
ゆらゆらり ゆらめいた
しんきろう かすみきえる
みどり さざめいて
かぜふく すなのだいち

のびゆく かげせにつれて
あるく あしあとのこし
みわたした かれたけしき
まぼろしも さあた まま

【B】
くちおちる いわをなぞる
いのちの かおりだけのこる
すぎさあた かこのせかい
おおきく くうきがゆれた

【S】
その すがた ひにてら されて
さやか かがやく こどおふるわせ
そら たかく うかんだ いのち
ここに あるのと たしかにしめして い た

【A2】
さらさらり すながまう
ほほを なぜて
またたくま そのかなた
うたかたの おをひいて
きえゆく

【C】
うまれ はぐくむ
いと なみも すたれ
ときが とまあた
おわりのはてのはて

されど もいま
この ばしょを えらび
せい をかなでる
きせき なぞりなが ら あ

【D】
かつてひと くらしさかえた
きぎがゆれる ゆたかなとちで
たえずさき つむがれるだろ
しんじていた うたがうことなく

みずはかれ はわちにおちた
かわくかぜが いのちをたたく
せせらぎも こもれびさえも
ひとのごうが すなにかえ た

【A3】
きらきらり とおくひかる
しぶきが ちゅうをまいちる
ひとがすて さあただいち
いのちの おおうみへかえて

ゆらゆらり ゆらめいてる
まぼろし いまなおのこる
ひとすじの きせきのこし
まだみぬ さきをいきゆく

【S'】
います なくじら うみをおよぐ
このせかいの ひろさをしる
すなくじら おおぞらなぞる
どこへでも とどくだろう
すなくじら きせきのこす
なみだでさえ かわいたから
すなくじら うたをうたう       ※一音減ります
ひびくこえ ぼくら ゆめのなか  ※「の」の部分一音増えます

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

大砂鯨の夢の中

seelさんの歌詞募集曲への応募作品です。
http://piapro.jp/t/iPAZ

かつて人が住んでいた豊かな土地。
でも人の業で砂漠に変わり、人はその土地を諦めた。
しかし、その砂の大地に息づいた砂くじらがいた。
その雄大で幻想的な景色を前に、どんな場所でも生きる希望があるんだと人は学ぶのだった。

そんな物語。


修正・推敲の他、仮歌の録音提供などにも対応可能です。
どうぞよろしくお願い致します。

閲覧数:302

投稿日:2016/03/11 22:51:38

文字数:1,337文字

カテゴリ:歌詞

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