目覚めの針は十二時
転んだままで今日を生きてる
怪我などしてはないのに
忘れるように今日も日々を漁る

筒抜けまでのアイロニ
裸足の靴で今日も道を往く
留まることもないのに
弾んだ息が今日も恥ずかしいな

下を向くのは
落とし物を探して
いるだけだよ

ここにあるの

もういっそこのまま
今夜眠ったら
明日の朝日が
拝められなきゃいいのに
そうやっていつでも
逃げるように今日も
星に願いを込めたら
潜り込んでおやすみ

取り柄ない
意味がない
ように生きてきた
僕の心臓に釘刺した

子供だねと言われても
軋んだ針はもう覚えてない
「進める意味もないのに？」
歪んだ僕が「どうか」
もどかしいんだ

生き延びるだけで降り積もるタスクと
思うように行かぬ日々とか
いつも繰り返して
目覚ましで始まる
今日はもういらないんだ
起こさないでいて

もういっそこのまま
今夜眠ったら
暗闇の中へと
沈み込めたらいいのに
こんな暮らしの
先に何があるか
誰も知りはしないから
今はどうかおやすみ

取り柄ない
意味がない
僕が生きている
こんな生活はつづいてく