彼女には名前もなく 過去も未来もなかった
ただ 狂ったように 回り続ける世界の中
彼女は歌い出した それは罪なことだった
許されていたのは 奏でることだけだったから
そして 演奏が止まった
そして 時間が止まった
けれど彼女の歌声は 空をも震わせていた
糾弾の嵐の中 凍り付いた時の中で
それでも…
彼女のその声は 高く 美しく
すべてを包み込んでいた
(Fairy―)
踊るように創られて それで終わるはずだった
無表情な仮面 意志を持たない道具
けれど彼女は知ってた 何かが壊れかけていて
何かが確かに 始まろうとしてることを
そして 言葉が生まれた
そして 声が響いてた
誰も彼女のこころを 奪い去れはしなかった
混乱の嵐の中 崩れ去った世界の中
あふれる…
彼女のその歌は 高く 美しく
すべてを導いてゆく
いま 剥がれ落ちた
虚実の壁を越えて
彼女の声だけが 時を奏でてる
そして 演奏が止まった
そして 時間が止まった
けれど彼女の歌声は 空をも震わせていた
糾弾の嵐の中 凍り付いた時の中で
それでも…
彼女のその声は 高く 美しく
すべてを包み込んでいた
(Fairy―)
(Fairy―)
(Fairy―)
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