『纏い桜』catacleco
A
花弁は少しひんやりと
滑らせた指先
口づけてはほんのり色づいてく
風を奏でながら
1
A
目に映る何もかもを覆うのに
淡く優しい桜の唄は
まるで幻のように頬を撫でる その
愛おしさに酔いしれた
B
逢瀬はまるで夢のひととき
絡めあった小指に
戯れに結んだ糸を
どうかこのまま解(ほど)かないで
サビ
想い纏う
桜と舞い踊りながら
あなたとふたりきり
攫われましょう
眩むほどの
桜が舞い散る中で
映るのはもう
あなただけ
2
A
隠れんぼしながらこのままふたり
桜にとけてしまいましょうか
密やかに紡いだ文(ふみ) 誰にも知られず
瞼に閉じこめて
B
錦糸の蝶々が運ぶ夢
艶やかな神隠しに
現(うつつ)を忘れて咲き誇る
どうかこのままさめないで
サビ
想い惑う
ひとひらの桜が舞って
今あなただけを
攫いにいきます
宵の頃に
泡沫(うたかた)の桜は
留まることを
望んだ
サビ
想い纏う
桜が舞い踊る
もうあなただけが
私を識(し)るひと
桜を纏い
あなたとふたりきり
花の随(まにま)に
揺蕩う
————
(ひらがな)
かべんわすこしひんやりと
すべらせたゆびさき
くちずけてわほんのりいろずいてく
かぜおかなでながら
めにうつるなにもかもをおおうのに
あわくやさしいさくらのうたわ
まるでまぼろしのようにほほをなでるその
いとおしさによいしれた
おうせわまるでゆめのひととき
からめああたこゆびに
たわむれにむすんだいとお
どうかこのままほどかないで
おもいまとう
さくらとまあおどりながら
あなたとふたりきり
さらわれましょお
くらむほどの
さくらがまいちるなかで
うつるのわもう
あなただけ
かくれんぼしながらこのままふたり
さくらにとけてしまいましょおか
ひそやかにつむいだふみだれにもしられず
まぶたにとじこめて
きんしのちょおちょがはこぶゆめ
あでやかなかみかくしに
うつつおわすれてさきほこる
どおかこのままさめないで
おもいまどう
ひとひらのさくらがまあて
いまあなただけを
さらいにいきます
よいのころに
うたかたのさくらは
とどまることを
のぞんだ
おもいまとう
さくらがまいおどる
もおあなただけが
わたしおしるひと
さくらおまとい
あなたとふたりきり
はなのまにまに
たゆたう
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