風が吹いた温かい風
春になりいくらか経ったな
新しい日々が始まるだろう
幸せに暮らせるかな

また先を越されたんだまだまだ届かない
置いていかれそうな不安がいつも拭えない
夕暮れの帰り道寂しくなって呟いた
『誰かに必要とされたい』

いつか"その場所"に立っているビジョンがずっと離れない
いつか隣で笑いたいな同じ距離で笑い合いたいな

遠い街へ旅立ってから
結構な日にちが経ったな
目的地はもうすぐそこだろう
だけどまだ見えないな

入り組んだ街の中彷徨ってばかりで
進んだと思い込んで実は戻っていた
夕暮れの帰り道迷子のまま影が伸び
街灯が点き出したんだ

見上げてやっと気付けたんだ灯りは道なりに続く
そんな風に分かるかな "その場所"への正しい行き方を

いつか追いついてみせるだから"その場所"に居てよ
いつか隣で笑いたいな同じ立場で笑い合いたいな