ごめんね、ありがとう、Myfamily
感謝の詞(コトバ)をどれだけ伝えれば、いいのかなぁ
『ありがとう』生まれてきてくれて、
最初の言葉をかける貴方(母)を、小さな瞳で見つめる
声を出したくて、出したくて、頑張ったけれど
誰も気がついてくれない。
でもやっぱり貴方は、振り向いてくれた、気がついてくれた
『どうしたの?』
にこやかに笑顔で、かけよってくれた貴方を
私は見上げることしか出来ない
短いようで遠い距離間に、声をあげて泣く
『よいしょっと...』
小さな身体全体に感じる貴方の体温
涙から笑顔に変わった瞬間(トキ)だった
短いようで長い瞬間(トキ)
短いようで長い距離(タカサ)
待っててね、もうすぐ大きくなるから
一瞬一秒一時
長いようで短い時間
小さいようで、大きな貴方
早く言葉を交わしたい
『ハッピバースデー』
イチゴの乗った白い丸い大きなケーキ
初めて食べた甘い物
母、父、三人皆笑顔(スマイル)
おめでとう、ありがとう、Myfamily
大きなプレゼントをありがとう
きっと私は一生大事にするだろう
初めての贈り物なのだから
『可愛いわ』
可愛い着物着せましょう、頭には簪を挿して
行きましょう、可愛い七五三さん
撮りましょう、君の晴れ姿
思い出(アルバム)を記録に残しましょう
これで三冊目の出来上がりね
最初は可愛い一回目
次は綺麗の一回目
『いってらっしゃい』
ピカピカな一年生、赤いランドセルと黄色い帽子
今日から君も勉強スタート
お友だちもいっぱいできるね
眠らないよう気をつけてね
『こらっ』
私の我が儘、貴方の微笑み
訪れた反抗期、怒ってほしくて言った言葉
それでも貴方は微笑みで返す
イライラの気持ちを友達にぶつけてしまったあの日
初めて貴方は私を怒鳴(オコ)った。
ゴメンなさい
何故だろう、友達には言えるのに
貴方に、家族に言えない詞(コトバ)
ごめんね、ありがとう、Myfamily
迷惑かけてゴメンなさい。
中学、高校、大学と
迷惑かけた分とその時間
徐々に蝕んでいく貴方の身体
いつからだろう、貴方の姿がとても小さく見えてきたのは
いつからだろう、言葉を交わすことが無くなったのは
いつからだろう、ありがとうが言えなくなったのは
いつからだろう、挨拶しなくなったのは
いつからだろう、貴方達の顔を見なくなったのは
いつからいつからいつからだろうか
ゴメン、ゴメン、Myfamily
気がつかなかったのは私だけ
戻れるのなら戻りたいあの頃に
『ありがとうございました』
逝(イ)った先が、貴方の写真
廻り回った涙の数々
いつもいつでも、送ってくれたのは貴方の笑顔
今度は私が送る番
笑顔で言うのも私だけ
『いってらっしゃい』
御免ね、有り難う、Myfamily
見ていて私の晴れ姿
隣を歩く父の背に
今日から私も貴方と同じ
『行ってきます、お母さん』
~fin~
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