昏い昏いヨルの下

風のオトしか聞こえない

ここは何処なのだろう

僕は何処にいるのだろう

独りで何処に行くのだろう…

昇る陽の光に身を焦がされるぐらいなら

地下深くにでも潜りたいよ

外の世界など見なくていい

ただ静寂さえ傍にいてくれたら……


冥い冥いヤミの中

月のイロさえ映らない

ここが楽園だろう

僕の楽園なのだろう

独りだけで生けるのだろう…

浮かぶ星さえも眩しく思えてしまうなら

夜空にも羽ばたきたくないよ

外の世界など見なくていい

ただ暗闇さえ傍にいてくれたら……


ここでもういいだろう

何処も行かなくていいだろう

独りならば安らげるだろう…


誰かの声さえも聞きたくないというのなら

奈落の底へと沈んでいこう?

何処の世界にも居なくていい

ただ安穏さえ傍にいてくれたら……


闇い闇いユメの淵

ナミダはいつか枯れ果てた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

蝙の唄

獣唄シリーズ。

このシリーズは主にとあるオリキャラをイメージして創ってあります。
蝙は言うならば、そのオリキャラの渾名といったところですかね。
彼の主題は『夜』と『孤独』。
そこに見出すのは、絶対の安らぎなのです。

閲覧数:126

投稿日:2011/12/06 22:07:32

文字数:395文字

カテゴリ:歌詞

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