ああ、草花よ、嗚呼、

吐息の掠れる 色づいた胸元に
揚羽の綺麗な 接吻をひとつ

空々(からから)の情景の 儚い水面には
柔らかに少し欠けた 夕暮れがひとつ

ああ、草花よ、嗚呼、
名を呼んではくれないのですね
切なく美しい髪には触れられない
ああ、暁よ、嗚呼、


桜の導く 色づいた季節でも
恋を請い続けてはもう駄目ね

悠然にそそり立った あの葉の表面(おもて)には
痛々しい鮮やかな 紅色をぽたり

ああ、夕闇よ、嗚呼、
一言だけ伝えて欲しい
もう貴方に逢う事は無いのでしょうと
ああ、宵月よ、嗚呼、

紅く、染まるのね、嗚呼、

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

花鳥風月

季節感を組み込んだ和風の詩を書くのはとても好きです。
桜とか桜とか桜とか、和風の詩を書くと絶対に登場してしまいます。

この詩は、辛さや痛みを出来るだけ繊細でありながら抽象的に表現しよう、と思いながら書きました。
和風の詩ならではの美しさも出したかったのですが…やっぱり難しいですね><

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閲覧数:246

投稿日:2012/02/23 21:08:20

文字数:269文字

カテゴリ:歌詞

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