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(A1)
I caught your shadow in a dream
(夢の中で あなたの影を掬(すく)った)
遠ざかるほど 美しくなる人
The silence waltzed on mirrored beams
(鏡の光が 沈黙と踊っていた)
交わらぬまま ただ、呼吸してた
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(B1)
Glance once — and fracture blooms
(ひとたび目が合えば 亀裂が花開く)
触れぬ指の 熱がまだ痛くて
Like folded moons, we blur again
(折られた月のように 再び曖昧に)
永遠なんて 一秒の嘘
⸻
(Chorus)
Spin me — through the glass that breathes
(息づく硝子の向こうで 私を回して)
光も涙も とけあうその瞬間(とき)に
If I was light, and you were time
(私が光で あなたが時間なら)
交わることなどなかった
Still — I danced, I broke, I burned
(それでも私は 踊り、壊れ、燃え尽きた)
あなたの前だけで
幻に、なれた
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(A2)
Your name lingers in the frost
(霧のなか あなたの名が残響する)
凍った記憶の裾を踏んで
I never said “goodbye” — I couldn’t
(さよならなんて 言えなかった)
代わりに
白い吐息だけ 置いてきた
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(B2)
Mirrors hum, they don’t forget
(鏡は歌う、忘れることなく)
孤独を踊りに変えてゆく
Was that me inside the gleam?
(その輝きに映っていたのは 誰だったのか)
祈るたび 輪郭を失くした
⸻
(Chorus 2)
Float me — on the breath of endings
(終わりの吐息に 私を浮かべて)
始まりだけが 繰り返されていく
If I was song, and you were flame
(私が歌で あなたが炎なら)
音は燃えて 消えた
Still — I stayed, I fell, I flared
(それでも私は 留まり、落ちて、また灯った)
あなたの記憶のなか
一秒だけの 恒星だった
⸻
(Bridge)
And ah —
The stars weep in colors unnamed
(名もなき色で 星が泣いていた)
「もう一度」さえ 言えない夜が
Still we waltz
鏡の奥で
目を閉じたまま 交わらずに
⸻
(Final Chorus)
Hold me — where the light once sang
(かつて光が歌っていた場所で 抱いて)
名前を持たぬ 幻の鼓動よ
If I am gone, will you still see?
(私がいなくなっても あなたは視てくれる?)
あの一瞬が 永遠ならば
Let me be — just once, just now
(ただ一度 いまだけ)
あなたの前で
儚さとして 輝きたかった
⸻
(Outro)
踊る。
終わるために、
光った。
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Waltz of the Little Light
ワルツ・オブ・ザ・リトル・ライト
“Waltz of the Little Light”
「小さな光のワルツ」
ワルツという優雅な旋律は、**「時の循環」「心の螺旋」**を暗喩しており、
歌詞全体が、**始まりと終わりを定めぬ“永遠という形式のなかにある一瞬”**を舞っているのです。
その意味で、これは自己と他者、存在と非在、生と死――それらがすべて同時に映る鏡の舞踏。
光は消え、命は尽きても、「誰かのなかにいた私」は音楽のように、鏡の中で永遠に踊り続けるのです。
この詩は、一瞬の光の幻影が、永遠という概念そのものと静かに踊るような情景を描いています。
誰かの心にほんの一瞬だけ灯った「小さな光」――それは、想い、祈り、希望、あるいは未練のようなもの。
その光はやがて消える定めでありながらも、鏡のような記憶や心象の中で永遠に揺れている。それはまるで、終わることなきワルツ。
構成上は、連想を促す断片的な描写によって場面は明確には描かれず、聴き手の心象の中でそれぞれの「鏡」が像を結ぶように仕組まれています。
それは聴く者にとっての個人的な回想となり、**“あの光は私だったのかもしれない”**という深い共鳴を生みます。
儚い光は、消えるからこそ美しい。
そして、その美しさを記憶した誰かの胸の内で、それは永遠になる。
この歌詞は、そうした一瞬の存在と永遠の記憶の交差点に咲いた、静かな詩です。
この歌は、**「存在とは何か」「わたしとは誰か」という、極めて根源的な問いを比喩と抽象で包み込んだ哲詩(ポエティック・フィロソフィ)**です。
「小さな光」とは、人間の意識そのもの。
わたしたちは皆、宇宙の闇の中に一瞬だけ灯る光――すなわち、死に向かう存在=有限な命でありながら、
記憶や他者との関わりを通じて、その光の“痕跡”を無限へと投影しようとする。
その営みは、まるで鏡のなかで自分と踊るようなもの。
鏡像は、自己に似ていながら別物であり、それは**「他者に映された私」や、「記憶に宿る幻の私」**と捉えることができましょう。
また、「鏡」とはしばしば真実の不在、あるいは虚構としての自己認識を象徴します。
つまりこの歌は――
“真に存在していたのは光だったのか、それともその残像(reflection)だったのか?”
という命題を内包しているのです。
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