おめでとうございます　 私たちは助かりました 少し変わった世界の片隅
勇気も優しさも 　 全てあなたからもらいました 神は何処へ今殺してやる

僕たちの理想は いつだって昔のことで 少し疲れたその顔の中に
あの日の面影を 残して今日も僕たちは 朽ちてゆく為に生きて行くだろ　

いつかみていた桜の木にも 神は宿ると言ったあなたは
また今宵も人々と共に 困惑の現世を生きる
人の価値を決めるのは自分 そう言って飛んだあなたの
何を信じていけばいいのやら

神などいないさ 偶像崇拝

変わっていった彼も 見えなくなった明日も 今は忘れてしまおう
暴虐武人に
なってしまっていても 私はあなたを信じる
取り戻せなくても良いんだ ただただ祈っていよう 偶像崇拝を



消えて行くことさえも 許されない今のぼくらの 生きて行く意味を探していても
出てくるはずのない 答えに少し満足して そしてまた悩んでいくだけだろ

僕たちの思想は いつだって集団心理 個性を消して私を守らん
彼の思想を僕は 受け継いでしまったんだよな 生きてゆく為に隠し通さん

あの日消えかけたひとつの光 繋ぎ止めてはただ伸ばしてゆく
その光は何色でもなく 意思の消えたほのかな残映
神を生かしているのは私 生かすも殺すもこの手の中に
もはや神とは何を指すのやら
わ
神は死んだのか 軽佻浮薄

死んでゆく心に まだ希望があるなら
あなたの姿だけ
絶体絶命の
淵で見えるのは 知っているあなたの姿
希望にすがって生きよう あなたの姿をした 偶像崇拝を


あなたの背の上で眺めていた 少し濁ったあの川の色を
とても綺麗といつも笑ってた あなたはもう懐かしの絵画か
食卓に並んだ母の料理 とても美味しそうに楽しそうに
私まで幸せになってって 感謝してもしきれないほどの恩をもらい

時に叱り時に見守り 話をすればとても愉快で
いろいろなところに行った 私の好物もずっと覚えてくれた
己の弱さもすべて知り それゆえの行動を起こし
時に失敗しても決して心の奥までは折れはしない
生物には愛を持ち すべてのものに感謝をして生きて
そんなあなたが神になる こんなに不幸なことは許されるのか　　
それでも私は問い続ける 今のあなたはあなたなのか
輝きを失ったあなたの目の奥にある想いを見せてくれ


後戻りはもうできない 後悔していても仕方ない
今私にできるのは
歌を歌って
あなたに捧げよう この歌声もすべて
決して消えることのない あなたの輝きとともに

これは鎮魂歌 ありがとう さようなら

僕の眼に映るのは 醜い人間の姿
過去にすがって祈る
理解不能
だった僕の心に 芽生えた１つの思い
過去にすがってでも祈ろう あなたよどうかお元気で