「リン」
先に口を開いたのはレンだった。
「・・・・・・」
リンは無言で答えた。
「リン・・・」
「何で」
「え」
「昨日はあの子で今日は・・・」
「ああ、あれ?」
レンは、目を見開いていった。
「付き合ってると思った?」
「・・・え?」
レンが笑い出した。
「んなわけないだろ。考えただけで笑ッ・・・あははははは」
「何それ。どういう意味?」
「どういう意味ってそういう意味。オレはあいつらなんかと付き合っちゃいないし、好きでもない」
「じゃあ、何で二人きりでこっそり会ったりなんて・・・」
「おもしろいから」
リンは、聞き間違えたのかと思った。いや、思いたかった。
「・・・おもしろいから?」
「そーそー。なんかさー、みんなちょっとからかうだけで真っ赤になるし、見つめただけで、」
「もういい」
「え」
「分かった。十分すぎるほど」
「だろ?リンなら分かってくれると・・・」
「あんたが女の子の気持ちもてあそんでるってことが」
バシッ!
考えるより先に、手が動いていた。
レンは誰も好きではなかったという安心よりも、女の子の純粋な恋の気持ちをもてあそんでいたということへの怒りの方が強かった。
気がつくと、レンが左の頬を手で押さえていて、リンの手は赤くなっていた。
「サイアク」
レンに向かって言葉を吐き捨てて、走り出した。
レンに向かって、最悪なんて言ったこと無かった。
レンのもとから、離れたかった。
今、すぐに――――――――――
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