風が吹いた
気がした頃に
夏の声に抜かれた

風の在処を
追いかけていた
思い出、それをそう言ってみた

まるで氷菓みたいでした。

開いたら
瞼を溶かして
行方のその白さで
吹いてゆく嘘だけ
重力を追い超してゆけ
抱いたまま眠って
ほら、夏を過ぎて

風は嘘だ
嘘吐きだ、本当なんだ
「忘れた。」
そう言ってみてまた忘れて

海の底にいるみたいだ
呼吸さえ、呼吸さえ

空いたら手のひらは爪の跡
不在だけ
その温さで吹いてゆけ
軽さに
乾いて飛んでゆけ
いつか波に零れて

夏を泳いで
まるで夢みたいでした。

開いたら瞼を透過して
いつか雲の流れて
それだけを観ていたんだ
吐いてゆく嘘だけ
重力を追い抜いてゆけ
凪いだなら笑ってゆく夏を
抱いたまま、眠って
また目覚めて

思い出、そう言ってみた
口が滑ってまた風を吐く

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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風

閲覧数:38

投稿日:2026/09/14 19:55:52

文字数:363文字

カテゴリ:歌詞

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