今宵も君は やってくる
月の光 夜の花に
愛された 美しき少女
白い手、取り 引き寄せた

見つめあって、キスをした
会いたかった? もちろんだよ。
囁いたら、寄り添い進む
今夜は、ねえ、どこに行こうか?

「昼の世界にないものを
見せてあげるわ」
君はそう言い、
微笑んだ

二人きりの 波打ち際に
(ほら)水晶の花 咲かせよう
僕だけじゃ できないコトも
君となら、君となら、ここで


今宵も君は やってくる
星の光 夜の風に
愛された 美しき少女
白い髪、撫で 抱き寄せた

手と手重ね、心震えた
愛してるよ。貴方が好き。
さざめいたら、寄り添い埋(ウズ)む
今夜は、ねえ、どこに行こうか?

「君の世界にないものを
見せてあげるよ」
僕はそう言い、
微笑んだ


二人の境 曖昧になる
(ほら)星月夜に 風と奔る
僕だけじゃ できないコトも
君となら、君となら、ここで


潮が引き 暁染む
君の存在 不確定に
薄れゆき掴めなくなる
嗚呼、彼女は 夜の化身 だから……。


次の夜も くるだろうか?
星の光 月の神に
選ばれた 美しき少女
朝日の中 僕はひとり

僕らの夜、共に歩もう
(嗚呼)君が僕を 望む限り
僕だけじゃ 埋められない
君となら、君となら、きっと……

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

月宵少女

 僕の愛する女(ひと)は、人ではありません。だから、彼女に逢うことができるのは夜の間だけ、です。
 でも、彼女も僕を愛してくれるから……僕はそれに不満を感じたことはないのです。

 人とは違う「君」と「僕」の、不思議で神秘的な逢瀬。恋。そんな話を思いついて、衝動的に書いてみました。
機会があればメロディーも作って見たいです。

閲覧数:222

投稿日:2011/05/03 00:46:01

文字数:542文字

カテゴリ:歌詞

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