は～・・・・退屈だ―――・・・・
早く放課後になれよ・・！
そう思いながら迎えた最後の時間６時間目クラス会
学級委員長の『重音テト』さんが前に出て話し始めた

「ほい！今日は運動会の１年生全員リレーの走る順番をきめたいとおもいま～す！」

・・・・うそ！！！運動会があるのは頭にあったけど・・・全員リレーなんてあったの・・・・！？

　　　　　　*これは恋ですか？Ⅲ*

「順番は当日まで何回でも変えられます！ま、今決めるのは仮だと思ってください！あ、でもー明日１・３組と競争するんで真剣に決めてね～♪」

・・・・・・・・

「ではまず最初に決める基準を決めるよ～！意見ある人は手あげて～！」
「はい！」
「ほい！どうぞ！」
「この前体育ではかった１００メートル走のタイムを基準にしたらどうでしょう？」
「おお！いいね！」

重音さんが黒板にメモしていく

「ほかには～？」
「は～い」

あ、レン君だ

「ほい！どうぞー！」
「１番速い奴を一人ずつ前後につけて真中を遅い奴と速い奴で交互に入れてけば？」
「おお！ナイスアイディアだよ！レン～！」
「ははｗｗだろ～ｗｗ」

・・・・・・・・・

「他には―？」
『・・・・・・・』
「よし！いないね！じゃ、これを基準にして順番組んでいくよ～！」

・・・・・・・・・

「ちょいと時間をちょうだいな～♪」

どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう・・・・・・・

私・・・走るの嫌いだし・・おそいし・・・絶対みんなの足引っ張るよ・・・

「よ～し・・こんな感じかな～・・・」

早！タイムの表見ながら順番決めてたのは知ってたけど早いよ！

「最初はカイト！いいよね～？」
「うん全然いいよ～」
「２番は～・・・」

あ～・・なんか変な汗出てきちゃったよ～・・・

「１２番が私！１３番はレン！」

おお！レン君は１３番か・・・て、そんなこと考えてる場合じゃない―！！

「１４番はリンちゃん！」
「へ・・・？」
「？　ここはやだ？」
「あ、いえ、違います！」
「？　そう？じゃここでいい？」
「はい！」

いや・・・レン君の次と言うことにびっくりしてしまった・・・

レン君の次なんだー・・・

「以上！明日これで走ってダメだった点を言って順番を組みなおそう！」

少しだけ頑張ってみようかな―・・・

「これでクラス会を終わりま～す！起立！礼！」
『ありがとうございましたー！』

う～ん・・・・無理かな―・・・