たとえ世界が終わるとしても
あなたと離れはしない
その罪も苦しみも
すべて受け止めるから

雨で濡れた躯をそっと抱き寄せ
何も言わぬあなたは咎にうつむく

教えを説く美談も所詮戯れ言
読めもしない聖書で無垢を装う

事の始まりがあの出会いなら
くちずけを交わす意味を
知らないままでよかったのに

たとえ世界が終わるとしても
あなたと離れはしない
その罪も苦しみも
すべて受け止めるから

狂おしくも切ない胸に腕(カイナ)に
身をゆだねど所詮は傷の舐め合い

許されない恋なら余計惹かれる
せめて心だけでもあなたの中に

浄も背徳も名も捨て去った
華となり咲き乱れて
その快感に囚われていく

どんな哀しい物語でも
いつかまた巡り逢える
置き去りの記憶さえ
引き合う力になる

Ah...

愛の結末がそのナミダなら
あの日の言葉の意味を
知らないままで往きたかった

いつか世界が消えるとしても
魂は離れはしない
その過去も宿命も
すべて背負ってみせる

もしも明日が来ない世界に
フタリで堕ちたとしても
終わらない今日という
永久をあなたと生きよう

閉じ込められた楽園で
サヨナラの輪廻を繰り返し

ホラやっと巡り逢えた