痛いよ
君がそう言ったら
終わりにしようと
思ってたのに

泣くなら
止めにしようって
言おうと思ってさ
好きでいたんだ

傘を忘れた最悪な日
濡れて入る君の住む部屋
息を飲んだ 笑えずにいた

僕の知らないそんな静寂
黒い綺麗な君の髪が
広がってた 海みたいに
あぁ


馬鹿な僕に馬鹿な君
馬鹿、言えよ、なぁ
答えてくれよ

そっと触れる肌にもう
感じられない温もりが愛しくて

「……ばかやろう」



痛いよ
ちぎれそうなくらい
止まないサイレン
うるさい鼓動

泣かない
君を変だって
思えばよかった
握りしめたって

部屋に鳴り響く機械音
赤く流れる君の血の色
闇に落ちる 僕らの終わり

細い白い身体の中の
黒い影が見えた気がした
この野郎 返せよ、なぁ
あぁ……


馬鹿な奴に負けた僕
馬鹿、馬鹿、馬鹿
殴りたかった

でも一番馬鹿なのは
ずっと隣にいて気づかずいた僕



許して 何を?
殴って 何で?

戻って けれど
叶わないよ


馬鹿な僕を好きな君
馬鹿だなぁ、でも
僕よりマシだ

色褪せてく思い出を
記憶の底に閉まって
もう泣かせないよ

「……ばかじゃないの」

ばかやろう


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ばかやろう


ばかやろう、君。
ばかやろう、僕。

閲覧数:43

投稿日:2010/07/14 23:33:35

文字数:509文字

カテゴリ:歌詞

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