街は輝く ベルの音シャララン
静謐な中で闇夜照らされ 東雲を待っていた
忘れゆくパレード 忘れゆく君の姿
これでよかったって微笑んだ

繰り返す時間の中で今夜だけは特別な夜
街の様子が慌しくなった
枯れた心と迫る寿命は悲しくも変えられない運命だけど
それでも僕は報われると微笑んだ

複雑に回路した街で変えられないものばかりだけど
これも運命ならば残されたこの心臓の鼓動止まる前に一つ
夢を見てもいいよね

街は輝く ベルの音シャララン
一年に一度のパレードが始まった表の世界だけの祭典
物陰に隠れていた少年に声をかけた

「ここでいい・・」
とても弱い声で言った少年は目を閉じたまま
その場所から動かなかった
音を頼りに頭の中でイメージをして見た事ない
祭典を描いていたんだって言えるはずもなくて

進みだしてく幻想的なフロート 歓声
裏の人達は見る事さえも許されない世界
また少年もその一人 僕は手を取っていた

街は輝く ベルの音シャララン
駆け出してく運命は違うものに変わってく
この時はまだ知らなかった 少年の目がない事
打ち上がる花火が響く

「一つだけ残された願い事 君に使う事にしたんだ」

途絶えた涙 モノクロの視界
「誰よりも君は この景色を見なくちゃいけない」
「こんなにも世界は綺麗で素敵だから」
この寿命尽きる前に僕は君に目をあげました

「ねぇ 今夜は君が主人公」
少年の涙に映るパレード 周り囲む人達
この瞬間を宝物に僕は去った
東雲がやってくる前に

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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ヤミヨカエラ

ヤミヨカエラの歌詞です。

閲覧数:1,082

投稿日:2016/06/10 20:06:43

文字数:640文字

カテゴリ:歌詞

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