燃ゆる 太虚
聞こえし雁の喚呼
天上に遍し
嘆きを浚って
地に映ゆ黛青
重ね合わせ 血に染めゆく
微かに残る無垢 紅に乗せ
言の葉に宿した 虚ろな夢
散りゆく槭愁う この胸を
焦がす焔消えず 尚 薫る
紅はやがて
徐徐として移ろい
白く染められた
現を宛てがわれ
眼に映る
景象だけが歩みを止めず
地表を彩りし 落葉は
遠く吹く乾風に連れられて
露わになる心 隠すべく
舞い落つる天花に手を伸ばす
届かぬと知って
微かに残る無垢 紅に乗せ
言の葉に宿した 虚ろな夢
不香の花 婁ぐ この胸に
積もる思慕溶かすは 春の燭
銀燭 歌詞
表題曲の歌詞になります。
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