動きそうにない時間を人質に取られて
惜しげもなく注いだボクの文字達は
馬酔木の実のようにつぶらな毒になる
誰かのためならそれでも良かったのに
起き上がることができないまま空を見て
昨日と今日の違いが分からなくなる
星が眠ることを教えてくれないように
月さえもう意地悪を言ってはくれない
涙が出たのならそれが良かったんだ
シルシはどこかに必ず必要になるから
大人ぶって気を遣って人のフリをして
何も無い場所を眺めて俯いて笑う
走りそうにない踵を泣き虫にとられて
紛れもなく掲げたボクの嘘達は
案山子の手のように千切れて風になる
明日のためならそれでも良かったのに
確かめることができないまま答え見て
甘さと辛さの違いが分からなくなる
海が歌うことを教えてくれないように
森さえもう約束を信じてはくれない
弱音を吐いたならそれが良かったんだ
キセキはどこかで必ず見つけてくれるから
えらそぶって身を焦がして君のフリをして
全て有る場所でおどけて手を取って踊ろ
振り返っても不安になる
見据えてても怖くなる
不安定な足取りに怯えては
いつも蹲りたがってる
綺麗な言葉を使う人たちが
綺麗な笑顔を話す人たちが
綺麗な首輪を握る人たちが
綺麗な明日を持って来ますか?
ボクの心を返してほしいよ
最初からないのならそれでいいから
涙が出たのならそれが良かったんだ
シルシはどこかに必ず必要になるから
大人ぶって気を遣って人のフリをして
何も無い場所を眺めて俯いて笑う
君の声が聞こえるまで笑っているよ
笑っているよ
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