春。
 花は沈黙。
 風が来るのを 聴いている。
 その花弁でもって 待ち伏せる。
 花は罠。
 風を捕らえる。

日溜り。
 求める、
 緑の枝々。
 空と指先を 絡め合う。
 溢れてこぼれる、光の粒に。
 目を細める。

夜。
 白銀の月 は 蝋の塊。
 窓からついと手を伸べて、
 芯を刺し、火を点ける。
 夜は。
 あっという間に 燃え尽きる

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「 う た 」

恋の断片の詩です。

閲覧数:71

投稿日:2008/12/25 21:04:14

文字数:175文字

カテゴリ:歌詞

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