I
ある朝突然電話がきた
受話器から楽しそうに鳴るメロディ
耳に当て小さく呟いた

「久しぶり、私メリーさん」

A
「迎えに来て、待ってるから」
久しぶりの電話はそこで切れた
さっきまで大泣きしてた空は
自分の出発を見計らうように晴れた

B
言われたことを思いだし
懐かしいあの道を全力疾走
あの揺れるブランコにも乗ったけ?

10年ぶりの木ノボリ
僕を照らすように太陽が顔を出す
あのまま時間が止まればよかったな…

S
夢のようなメリーの電話
あの時と声もなに一つ変わらない
たくさんの日々を歩いたけれど
ちょっとだけ嘘をついてみたいな

A
歩き慣れた汚れた靴
10年前はなにもかも必死だった
今じゃ古い歌を口ずさみ
あの日のようにトンネルを潜った

B
コロッケが美味しい商店街
いつも僕を馬鹿にした味だった
黒猫は寂しい瞳で僕をみおくった

ボールひとつだけのグラウンド
放課後のチャイムが世界に響く
なんだっけな?君がいったあの言葉…

S
懐かしいメリーの電話
忘れてたよあの遠い日々を
たくさんの涙を流したけれど
1番の涙はあなた宛の涙だったよ

C
噴水が静かに揺れる夕方の公園
今度は僕が電話を鳴らすんだ
4回目のコールで夢みたあの声

「もしもし・・・随分遅かったね」

S
涙がこぼれたメリーの姿
これが夢ならどうか覚めないで
どうしたの?って聞いてよ
あの日と変わらないその笑顔で!

魔法のようなメリーの電話
この日ずっと僕は待ってたんだ
過去の思い出はもういらない
だからお願いずっとそばにいて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

わたしメリー


「お久しぶり、わたしメリー。今からいう場所に来てくれないかしら?」

閲覧数:47

投稿日:2012/09/24 19:15:44

文字数:666文字

カテゴリ:歌詞

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