落ちた雫が作る波紋のように
今でも動悸が止まらない

湿る頬を掠って
夢から覚めてしまった

震える指先でなぞる
窓の露で描くハートマーク

水溜まりに映る自分が
いじらしくて堪らなくて
飛び越えてみたけど
ほんの気紛れは案外イタイね
届かない笑顔を
取り戻そうとして消えた


雨露に映る幻想のように
時々脳裏に浮かび出す

荒ぶ風の喘ぎが
寂しさ紛らわさせた

縺れた足取りで踊る
たった一人きりのダンスパーティー

陽だまりが照らした街が
眩しすぎて仕方なくて
衝動で塞いだ
目蓋に焼き付く恋の幻は
道端に咲いていた
アジサイよりずっと淡い


雨上がりが恋しくなって
濡れたシューズが恋しくなって
大人に近づいても
きっと胸張れる人にはなれない

水溜まりに映る自分が
いじらしくて堪らなくて
飛び越えてみたけど
ほんの気紛れはやっぱりイタイね
いつか雨が降れば
いつかは晴れるように

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【歌詞】雨上がりのファンタジア

オリジナル曲「雨上がりのファンタジア」の歌詞です。

閲覧数:134

投稿日:2019/10/06 05:24:51

文字数:396文字

カテゴリ:歌詞

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