月霞む丘に 少年は一人立っていた
紅く咲き誇る 奢侈の花に囲まれ
腐り落ちていく 白い肌を削り
夜に溶けるような 黒い蜜を塗っていた
明日夜が明ける前
風が丘を行くとき
禁忌の薬を飲みほして
すべてを無に帰すのさ
星が堕ちていく 街は今日も明るくて
無邪気な嬰児を 焼き尽くしてしまっていた
生きることも死ぬことも
大差ないこの土地で
そんな資格などないけれど
許せはしない
少年の
光る腕に 潜む唾棄 身に余る力を欲していた
叫び唸り願い祈る その呼吸が熱を巻き上げた
奢侈の花は赤く燃えて 舞い上がり街をとり囲む
この身ごと燃えてしまえ 赤い涙永遠に枯れていくまで
夜空が泣きだし 花は枯れて地に堕ちる
体は崩れかけ 死期はそこに迫っていた
陽が昇るその前に
身をささげ息吹かせる
灰が舞う街に希望の光を灯す
少年は
小さな声で 最後の力を その身から燦然と解き放つ
誰もいない街をそっと青い風が吹いていく どこまでも
少年は倒れ 土となりて 丘の花は白く生まれ変わる
そこは終末の夜明け 太陽が朝を告げる瞬間が近づいていた
コメント0
関連動画0
オススメ作品
意味と夢と命を集めて
作られてしまって身体は
終わった命を蒸し返す機械らしい
【これは彼の昔のお話】
人一人は涙を流して
「また会いたい」と呟いた
ハリボテの街の終末実験は
昨日時点で予想通りグダグダ過ぎて
その時点でもう諦めた方が良いでしょう?
次の二人は 街の隙間で...コノハの世界事情 歌詞
じん
6.
出来損ない。落ちこぼれ。無能。
無遠慮に向けられる失望の目。遠くから聞こえてくる嘲笑。それらに対して何の抵抗もできない自分自身の無力感。
小さい頃の思い出は、真っ暗で冷たいばかりだ。
大道芸人や手品師たちが集まる街の広場で、私は毎日歌っていた。
だけど、誰も私の歌なんて聞いてくれなかった。
「...オズと恋するミュータント(後篇)
時給310円
ゆれる街灯 篠突く雨
振れる感情 感覚のテレパス
迷子のふたりはコンタクト
ココロは 恋を知りました
タイトロープ ツギハギの制服
重度のディスコミュニケーション
眼光 赤色にキラキラ
ナニカが起こる胸騒ぎ
エイリアン わたしエイリアン
あなたの心を惑わせる...エイリアンエイリアン(歌詞)
ナユタン星人
静かな夜でした
死ぬかもしれんというのです
そよ風に聞いても分からないままでした
ちょっと高い海苔食べながら
「甘いんだね海藻は」
辿り着ける筈のない道に
居た人を疑問でゆびさしたところ
「自由を制限するのか」と君は笑いました
しつこく現れて執拗に黒い影が言う
困ったことに繰り返す...中古レコードのマフィン
mikAijiyoshidayo
(せーのっ)
welcome to night owl circus
紳士淑女の皆様(Ladies and Gentleman)
昨日と明日の間
夢幻が溢れる
『night owl circus』
迷い込んだ羊
硝子の棺
シナモンの香り
marvelous parade!...Night Owl Circus/歌詞
るりねまろ
崩落した橋の下で君と握手を交わしたい
感情なき口づけは甚くこの胸締め付ける
象徴なき星の中で腐る非行はくだらなく
道徳なき運動はいつか未来を傷つける
確証だけ今一つの旨で約束取り付けて
焼灼した症状の最中溺れてしまいたい
唐突さの不意に振られ右へ左へどこまでも
取り留めない告白をためて君へと投げつけ...醜い唄
出来立てオスカル
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想