鏡に映る同じ世界、違うぼくら

投稿日:2011/08/06 20:34:51 | 文字数:972文字 | 閲覧数:210 | カテゴリ:小説

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前にうっすらと浮かんだ話を短く短く
ラストをぼやかして書いた鏡音姉弟のお話

恋愛でもなく友情としても成り立てない
同じ場所に立てないから何も生み出さないけれど
色々葛藤があるみたいな話です

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TEXT
 

私には友達が居る
幼馴染のミク、先輩のルカさんや、カイト兄さん
メイコ姉さんにグミちゃん
最近転向してきて仲良くなったリリィちゃん

他にもたくさんたくさんいる、たくさん
けれど、あたしには一人だけ誰も知らない友達が居る

朝鏡の前に立つと、それは鏡の役目を果たさない
目の前の鏡に映す姿はあたしではなかった
それに気づいたのは自分の意識を持ち始めた幼い頃からだった


僕には友達が居る
幼馴染のミク、先輩のルカさんやカイト兄さん
メイコ姉さんやグミ
最近転校してきて仲良くなったリリィ

他にもたくさんたくさんいる、たくさん
けれど僕には一人だけ誰にも知られていない友たちが居る

朝鏡の前に立つと、それは鏡の役目を果たさない
目の前の鏡に映す姿は僕ではなかった
それに気づいたのは自分の意識を持ち始めた幼い頃からだった

私は鏡の中の世界を信じていた

僕は鏡の中の世界を知っていた

鏡の世界、向こうの世界は全て等しく同じだと言うことを
なぜだか知っている


「おはよう」
「おはよう」
「今日は暑いねー」
「暑いなぁ、でも今日はプールあるし少しは涼しいだろうなぁ」
「だよね! 日焼けしないように気をつけないと」

傍から見れば頭のおかしいと思われる僕らの関係
でも、僕から見れば彼女、リンは一人の友達であるのに変わらない
そう変わらない

傍から見ればおかしな図
でもあたしにとって彼、レンは一人の友達だし
変わらない、でも

そっと鏡に手をつける、レンも同じように手を重ねる
熱はない、鏡の冷たさだけが伝わるだけ

「レン」
「リン」

僕らの声は重なる、けれどそれはそう感じるだけだ

重なるように感じるだけのあたしたちの関係
そう、友達と戯れることは出来ない
ただの夢幻との交わりに過ぎない

「好き」
「うん、好き」

「大好きだよ」
「僕も、大好きだ」

どんなに彼を欲しても欲しても

どんなに彼女を欲しても欲しても

届くことはないってことは分かっている

この世界にはあたしがいるからレンはいない
この世界に僕がいるからリンはいない

同じ世界でありながら、同じ世界に在ることは出来ない
そう知りながら求めては触れられないもどかしさに胸を焦がして

最期が来るまでずっとずっと、苦しみ続けなければならないのだろうか

プロ画はオフ友の方に描いていただきましたww
ありがとうございますw

初めまして、神崎遥と申します。

ボカロを好きになり、早一年
とうとう小説を書くことを決心しました

主に、原曲を基に妄想フル回転で書いていこうと思います。

誤字脱字、言葉の使い間違いなどがありましたらコメントでお願いします

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作品へのコメント1

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    ご意見・感想

    読みました! 読み終えた後に、よく分からないけれど何だか不思議で悲しい印象を受けました。
    同じものなのに違う身体に宿ってそこから交わることの出来無いような、そんな光景を頭の中に思い浮かべました。
    良かったです!

    2011/08/08 12:05:50 From  日枝学

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    メッセージのお返し

    メッセ&作品を読んで頂き本当にありがとうございました!

    同じ世界があろうとこの二人だけは世界で唯一の存在
    そんなは鏡音の二人だからこそ出来た作品でして
    元は長編だが中篇にする予定をかなり簡単に書いてしまったので
    意味不明なところがありますが

    光景が思い浮かんでいただけただけで、書いた会がありました
    本当にありがとうございます!

    2011/08/08 20:42:30 神崎遥

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