煙る月影 棚引く夜風 揺らぐ蝋燭の火は
濡れた闇夜を照らす灯りには あまりに細く
映える鮮紅 遥かな雲居 彷徨う指先
ただ触れることさえ望むべくもなく 幻は消えて
数ならぬこの身を嘆くほどに
募りゆく想いならば いっそ涙に流して
風が寒い夜には あなたにただ縋って
重ね合った温もりに抱かれて眠る夢を見る
霧が深い夜明けは あなたをただ想って
しとどになる朝露を拭って また袖を濡らす
翳る面影 遠のく吐息 消えた蝋燭の火が
刹那に光る淡い恋情の 傷痕を残す
寄せて返す波に逆らっても
貫いた願いならば ずっと心に刻んで
鳥が詠う朝には ひとりでただ祈って
握りしめた指先冷えるまで この想い馳せる
影が伸びる日暮れは ひとりでただ耽って
満たされない隙間を埋めるもの まだ探している
風が寒い夜には あなたにただ縋って
重ね合った温もりに抱かれて眠る夢を見る
寄る辺のない小舟は あてどもなく揺らめく
水鏡に映るあなただけを 追い続けている
コメント0
関連動画1
オススメ作品
私が本を読んでいると、夏の爽やかな風が、窓をノックした。
「なんだろう?」そう思って私は窓を開けると、
部屋に鳥の声が響いた。もしかして、鳥さんが遊びにきてくれたのかな?
私は読みかけの本を置いて、
「どこからきたんだい?」と笑ってみせた。
たぶん鳥さんはその方には居ないのかもしれない。
...想像フォレスト【自己解釈】
aurora
Where are you(あなたはどこにいるの?)
凍える夜
また名前を呼ぶ
キミはもういない 触れることもない
指切りをした あの日の約束は
破られはしない 叶うこともない
伸ばした指先届け この闇を切り裂いてよ
Where are you ねぇ いつだってそう
大切なものを失って
開いた穴は埋...死ノ淵デ歌ウ頃
のの
あの人が言うには
『彼はもう外に出てたから許した』けど
私は「隠されたままでいいよね」って
余計許されなくなって
「手札を払うのに使いました」
私のカードは彼と重ねられて
山札に捨てられる
あの人と目が合わないうちに
このままじゃ
私の言葉が彼のことだって...カードゲーム
mikAijiyoshidayo
(Aメロ)
また今日も 気持ちウラハラ
帰りに 反省
その顔 前にしたなら
気持ちの逆 くちにしてる
なぜだろう? きみといるとね
素直に なれない
ホントは こんなんじゃない
ありのまんま 見せたいのに
(Bメロ)...「ありのまんまで恋したいッ」
裏方くろ子
職場の人に舌打ちされたことはあるかい?
自分の両親にがっかりされたことはあるかい?
特別にゃなれないとある日突然気づいたのかい?
取り柄のないクズだって生きてていいだろが
才能なんて幻想と高校辺りで気づいたのかい?
化け物みたいなやつがゴロゴロいると知ったのかい?
そんな中誰よりも頑張ってるやつを見...取り柄のないクズだって生きてていいだろが
hernia_ha_owaranai
――これは、名もない時代の集落の名もない幼い少年についての、誰も知らないおとぎ話である。
≪六兆年と一夜物語【自己解釈】≫
その少年は生まれついた時から牢獄にいた。母の顔、父の顔すらも覚えていないだろう。
この集落では『鬼の子』は蔑まれる。否、それ以上の罰を受けることになる。
ただ、彼が鬼の子...六兆年と一夜物語【自己解釈】
aurora
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想