安らぎと勘違いした
支えだと思い込んだ
油断してた隙付け入る
研ぎ澄んだ冷たい刃
出来栄えのよろしくはない
表情筋の動かし方
絡繰りの人形みたい
見せ掛けだけの低体温
抑え付けていた蓋が
弾け飛んでいく事が
妙に悲しくて泣ける
混ぜて溶かし馴染ませる
赤と黒になる心
懲りもせず剥がし捨てて
友情を信じてたとか
愛に餓えてだとか
気持ち悪い理由じゃない
少しだけ苦しかったんだ
片端に離れて座る
怯えがちな優しい彼
積み木する否定の裏
求め続けた36.5℃(ろくどごぶ)
咲いて散って舞う瞬間
花も恥じて霞むような
伊達な綺麗事並べ
直ぐに終わる輝きを
何度何度でも見つめ
問い詰める傷に触れる
留めない原型
埋まらない疑問
剥離する微熱
乾かない痛み
その奥に見えた
気がしたのが多分
答え
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