漆黒のマントが広がる
にやけた顔の友人
夜にしか逢えない不思議な人
さあ、今夜もお手を拝借。

月夜の晩に迷い込んだ招かざる客
彼は覆いを取ると
私を見て 静かに微笑むの

月光の妖しさに惑わされ
少女は彼の掌の上で踊る
シンデレラの対価はその魂
魅せられたのはどちら?

純白のドレスが広がる
麗しい顔の少女
夜にしか触れない憐れな獲物
さあ、今夜もお手を拝借。

いつものように訪れた招くべきお客
彼は憂いた顔で
私を見て 静かに語らうの

「日光の眩しさに目をやられ
私は月の掌の上で踊る」
シンデレラの心はもう虜さ
魅せられたのは“こちら”

漆黒のマントがはためく
優しい顔の友人
夜にしか逢えない不思議な人
さあ、今夜もお手を拝借。

月夜の晩に行われる神秘の儀式
彼は覆いを取ると
私を見て 静かに構えたの

「微笑の妖しさに惑わされ
踊っていた僕の掌の少女よ
シンデレラの対価をもらおうか」
魅せられていた私

「対価が何かは
目覚めるまでの楽しみ」
もし最後なら 一つだけ問わせて

彼は憂いた顔で
私を見て 静かに微笑んだ

「いいよ、どうぞ。」

純真なリップが塞がる
儚い顔の少女
騙されていた憐れな獲物
さあ、今夜はお命拝借。

尋ねたのは浅いもの
「あなたの好きなものはなあに?」
答えるのは狙うもの
「それは君の魂。」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

月夜の逢瀬

“死神が今夜狙う獲物は”

今度は自分の書いた小説を元にして歌詞を書いてみました。
得意な物語調を悪ノP意識しながら書いてたら……な、なんだこれ……
当たり前ですが私は悪ノPからはとても程遠いようです。

閲覧数:68

投稿日:2010/05/24 16:22:27

文字数:574文字

カテゴリ:歌詞

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