光はいつもそこにあって
僕らはみんな手を伸ばす
届くわけないのに
希望が欲しいから
ただいま
朝が降って起き上がる
身体は震えて目は冴えない
でも歩き出さないと今日が始まらない
おかえり
虚空に手を伸ばしても
つかめるものは何も無い
まるで人生のように
ああ、僕のことか
光は遠くてもあって
僕らはみんな手を伸ばす
隔てる板は遠くて
希望はさらに遠い
だからみんな寄り添って
僕らは傷を舐め合う
画面に分かたれていても
そこにいると分かるから
おはよう
目が冴えだしてくる
夕日は眩しくて手で遮る
もし光を掴めたら変われるかな
おやすみ
生きる意味を見いだせなくて
明日の意味を見いだせなくて
回る回るこの螺旋から抜け出したいんだ
光はあまりに遠くて
それでもと手を伸ばす
でもその距離が
僕には絶望なんだ
それでも足を止めれなくて
僕らは歩き続けるんだ
最後の一人になるまで
倒れてやらない
いつもそこは輝く
煌めき人を吸い寄せる
その影に隠れた屍に
なる気は毛頭ない
光はあまりに遠くて
それでもと手を伸ばす
届くわけないのに
希望が欲しいから
それでもあまりに遠くて
それでも足は止まらなくて
辛くて苦しい道のりを
歩んで逝くんだ
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